会社員にとって、避けられないのが”上司からの評価”。
低い評価を受けて、「出世は諦めた」「出世に興味ない」と言い出す人もいる。
しかし、心のどこかでは、「上司に評価してほしい」「出世したい」という気持ちを隠している人がほとんど。
そこで本記事では、出世を諦める前に、上司に評価されるためにできることを解説する。
上司に評価されるためのアクション
・小まめに進捗報告する
・自ら〆切を設定して宣言する
・上司の利益を考えて行動する
・上司の真似をする
・素直に謝罪する
誰でも明日から上司の評価を改善していける。
会社員が避けられない”上司の評価”について考えてみよう。
会社での評価とは?
そもそも会社での評価とは何か?評価の概念を理解しよう。
会社における評価の意味
評価とは、物事や人における、特性や能力、性質を踏まえて、価値や品質を”客観的に”判断すること。
会社における評価は、特に人に対し、能力や実績を踏まえて、社内における価値を判断することを指す。
評価の本来の意味には”客観的に”判断することが含まれているが、会社においては“主観的に”判断することがしばしば見られる。
また、会社における評価は、上司から部下に対して行われることが一般的。本記事では、上司の部下に対する評価を取り扱う。
評価の仕組み
評価は、評価する人と評価される人の間で生まれるもの。
評価されるためには、評価する人に対しては、認めやすい状態を作り出すことが大切。
一方、評価される人は、認められる能力獲得と価値創出が重要になる。
評価する人と評価される人の評価条件が揃った時に、評価が生まれるね。
評価されるメリット
ここでは評価されることのメリットを解説する。
出世に繋がる
会社で評価されると、出世に繋がる。
出世することで、給与面の待遇改善、裁量の拡大が期待できる。
裁量が拡大すると、より幅広い業務に関わることで、幅広い知見を身に着けられる。
また、関わる人が増え、より仕事を進めやすくなったり、新しい価値観を身に着けられたりする。
参考:【出世はどうでもいい?】出世を目指す意味と向き合い方を解説
自己肯定感を得られる
人は誰しも承認欲求を持っている。
他人に評価されることで、承認欲求を満たし、自己肯定感を得られる。
前述のように、評価により出世することも自己肯定感に繋がる。
最近は、SNSの普及により他人と比較する機会が増え、承認欲求が強まっている傾向にあるね。
評価されない人の5つの特徴
ここでは、評価されない人の5つの特徴を述べる。
自分がどれかに当てはまっていないか確認してみよう。
報連相が不足している
報連相が不足すると、上司は部下の日頃の取り組みを知ることができない。
日頃の取り組みがわからないと、評価できる材料が少ないため、評価が下がってしまう。
日々の自分のやることや困りごとを打ち明けることで、上司に評価するための材料を与えることができる。
参考:【時代遅れではない?】報連相の重要性とできない人の改善策
納期を守れない
上司は、部下の仕事の成果を評価する。
仕事の成果は、品質と納期で成り立っている。納期を守れないと、仕事の成果が低いと判断され、評価が下がってしまう。
納期に対して余裕を持って業務を進め、問題が発生したとしても、納期を過ぎないようにすることが大切。
求められていないことをやる
仕事の品質は、上司からの要求に応えることで達成できる。
そのため、上司の要求とは異なる業務をすると、評価が下がってしまう。
予め上司と仕事の成果物をすり合わせ、上司の希望に沿うことが大切。
受け身の行動しかしない
仕事では、与えられた仕事をこなすことは大切。
しかし、ただ指示に従っているだけでは、仕事に取り組む姿勢が足りないと感じ取られる可能性がある。
会議で発言する、わからないことは誰かに聞く等、自ら仕事で成果を出そうとする姿を見せることが大切。
上司を敬っていない
会社における評価は、主観的な要素が大きいため、上司への印象は大切。
上司を敬っていないと、態度として表面化し、上司に悪印象を与えてしまいかねない。
上司を敬う気持ちを持つことで、日頃の振る舞いから上司に好印象を与えることができる。
上司に評価されるための具体的なアクション
ここからは、評価されるためにできる、具体的なアクションを紹介する。
いずれもすぐに明日からできる。漏れがないか確認しよう。
小まめに進捗報告する
業務で進捗があったら小まめに報告するべき。頻度は最低1日1回が目安。
得られるメリットは2点。
1点目は、手戻りを減らせること。
小まめに上司から助言を貰うことができ、上司の要望に沿った成果物を素早く仕上げることができる。
2点目は、成果が見える化すること。
報告の頻度を上げることで、自分の実績を上司に伝えることができ、評価の材料が増える。
上司に自分がちゃんと仕事をしていることを知ってもらうことが大切だね。
自ら〆切を設定して宣言する
自分の業務が与えられたら、瞬時に〆切を設定して、宣言することが大切。
もし〆切を決められなくても、いつまでに〆切を設定するか決めるべき。
得られるメリットは2点。
1点目は、仕事の生産性が上がること。
周囲に〆切を宣言すると、自分自身に〆切を守らなければならないというプレッシャーを与えられる。
結果として、仕事の集中力が高まり、生産性が上がる。
2点目は、上司に安心感を与えられること。
上司は〆切を知ることで、いつまでにその業務が完了するのか予測でき、先の心配を少なくできる。
〆切の宣言には勇気が得られるけど、その分メリットも大きいね。
上司の利益を考えて行動する
会社の評価において、上司にとっての印象は大切。
上司の利益を考えた行動が、自分の印象の改善に繋がり、評価されやすくなる。
具体的な行動の例は以下の通り。
・会議の予定を取る時は、移動時間を加味する。
・自分が作業しているドキュメントは、いつでも上司が見られる状態にしておく。
・上司に送るメッセージの量と頻度は最小限に留める。
・上司の連絡や依頼に対し、瞬時に反応や対応をする。
・上司に何か記入を依頼する際、記入個所を瞬時に見つけられるように色付け等の工夫をする。
上司の手間を減らし、可能な限り時間を使わせないという視点が大切だね。
上司の真似をする
人は自分と行動が近い人に好感をいだく。
上司の行動を真似をすることで、自分に対して好感を抱かせることができ、評価されやすくなる。
具体的な行動の例は以下の通り。
・上司と同じ時間に出社し、上司と過ごす時間を増やす。
・上司と同じ趣味を持つ。難しければ、上司の趣味に詳しくなる。
・上司の使っている道具(マウス、キーボード、スマホ等)を真似する。
上司の真似をすると、上司と共通の話題が生まれたり、考え方に共感したりできるようになる。
素直に謝罪する
仕事で失敗したら、素直に謝罪するべき。
自分の誤りや至らなさを認め、どう改善していくのかを上司に伝えることで、仕事に対して前向きな印象を与えられる。
年齢や役職の高い上司の方が、仕事ができるのは当たり前。仕事で成功したか失敗したかは、上司の評価に直接は関係ない。
失敗の後の行動が大切だね。
上司に評価されるために、まだできることはある
本記事では、上司に評価されるためにできることを解説した。
上司に評価されるためのアクション
・小まめに進捗報告する
・自ら〆切を設定して宣言する
・上司の利益を考えて行動する
・上司の真似をする
・素直に謝罪する
誰もが日頃の何気ない行動で、上司の評価を上げることができる。
明日から具体的なアクションを実行していこう。
上司に評価されるために、まだできることはある!
ではまた!