近年、SNSの普及により、私たちは、知人やインフルエンサーの近況を容易に目にできるようになり、他人と自分を比較する機会が増えた。
その結果、改めて自分の存在や価値を見直すようになってきており、”自己肯定感”という言葉を頻繁に聞くようになってきた。
私たちは、このような社会動向の中、どのように”自己肯定感”を高めていけばよいのだろうか?
本記事では、そもそも自己肯定感とは何か、自己肯定感を高めるための方法を解説する。
自己肯定感を高めるための方法
①他者との過剰な比較をやめる
・完璧主義を手放す
・リフレーミング
・客観的な視点を持つ
・身の周りの人に感謝する
②自分に自信を持つ
・小さな成功を重ねる
・好きなことをする
・失敗を書き出す
・アフォメーション
・生活習慣を整える
自己肯定感を高め、より良い人生を目指していこう。
自己肯定感とは?
そもそも自己肯定感とは何か?自己肯定感の概念を理解しよう。
自己肯定感の定義
自己肯定感とは、「ありのままの自分の存在を肯定する感覚」のこと。
似た言葉に自己効力感というものがある。自己効力感とは、「自分ならやれる」と自分の能力を認知していること。
自己肯定感の土台があった上で、自己効力感が生まれてくる。
自己肯定感が高い状態とは?
自己肯定感が高い状態とは、確固たる自分を持っている状態。
確固たる自分を持つことで、他人の存在や環境に左右されず、自分の存在を認め、安心感が得られる。
自己肯定感が低い状態とは?
自己肯定感が低い状態とは、確固たる自分を確立できていない状態。
他人の存在や環境によって、自分の在り方を疑い、不安を抱いてしまう。
自己肯定感を高めるためには、確固たる自分を持つことが大切だね。
自己肯定感が高い人の特徴
ここでは、自己肯定感が高い人の特徴を紹介する。
物事や出来事を受け入れる
自己肯定感が高い人は、身の周りの物事や出来事に対する寛容性が強い。
他人に怒られたり、失敗したりしても、素直に受け入れ、落ち込むことが少ない。
例:納期に間に合わず、お客さんに怒られた。次からは納期に間に合うように、余裕を見て完了できる計画を立てよう。
前向きに考える
自己肯定感が高い人は、批判的な態度を取ることが少ない。
想定外の事象が起こっても、前向きに考えられる。
例:外でランニングしようと思ったのに雨が降ってきた。普段やっていない筋トレを室内でやろう。
ミスや失敗を恐れずに行動する
自己肯定感が高い人は、ミスや失敗をしても落ち込みにくい。
そのため、ミスや失敗を大事に捉えておらず、行動量を増やすことができる。
例:会議でわからないことがあった。自分以外は理解できてるかもしれないが、気にせず聞いてみよう。
他者に優しい
人は心に余裕がない時、自分の欲求を満たすことで手一杯になり、他者への配慮や気遣いができなくなってしまう。
自己肯定感が高い人は、自分の存在を認めているからこそ、心に余裕が生まれ、他者のことを考えた行動を取れる。
自己肯定感が高い人は、自分の存在だけでなく、他者の存在も認めることができるんだね。
自己肯定感が低い人の特徴
ここでは、自己肯定感が低い人の特徴を紹介する。
劣等感が強い
人は、周囲より自分が劣っていると感じる時、自分の存在を肯定できなくなってしまう。
劣等感には、トラウマが起因していることもあり、過去の大きな失敗によって、強烈な劣等感を抱き続けている人もいる。
承認欲求が強い
承認欲求が強いと、自分の存在価値の判断基準を他者に委ねることになってしまう。
もちろん、他者が自分の存在すべてを認めることは起こりえないため、自分の存在を肯定することができない。
自己肯定感が低い原因と対策
低い自己肯定感は、①他者との過剰な比較、②自分に対する自信の欠如によって起こる。
ここでは原因①②とその対策を解説する。
①他者との過剰な比較
他者との適度な比較は、自分の不足部分を知ることができ、改善のきっかけに繋がる。
しかし、他者と過剰に比較すると、自分の不足部分ばかりに捉われ、他者より劣っているという感情に支配されてしまう。
結果として自己肯定感が低下してしまう。
②自分に対する自信の欠如
自分に対する自信がないと、他者に認めてもらうことを求めがち。
他者への承認欲求が強まり、自分の存在を自分ではなく、他者に肯定してもらうことを優先してしまう。
自己肯定感を高める方法(①他者との過剰な比較をやめる)
他社との過剰な比較をやめるには、他者を切り離し、自分にフォーカスして考えることが大切。
自分にフォーカスするための方法を紹介する。
完璧主義を手放す
物事の完璧を目指す大きな要因は、他人に認めてもらいたいから。
完璧を手放すことで、他者に対する承認欲求を抑え、自分に焦点を当てられるようになる。
何かに失敗しても「まあいっか」と口に出し続けることが大切。
リフレーミング
物事の捉え方を変えることをリフレーミングと言う。
物事を肯定的にリフレーミングする癖をつけることで、他者に対する劣等感を減らし、他者との過剰な比較を抑制できる。
客観的視点を持つ
今の自分の状態を客観的に見ることで、他者と自分の境界を曖昧にし、他者への執着を抑えることが出来る。
自分の状態を言語化することで、自分を客観的に捉えやすくなる。
例:上司に怒られている時、頭の中で「今、上司に怒られている」と言語化する。
身の周りの人に感謝する
他者に感謝することで、他者を認め、他者への執着を抑制することができる。
些細なことでも感謝を言葉にすることで、他者への依存を減らすことができる。
自己肯定感を高める方法(②自分に自信を持つ)
自分に自信を持つためには、自分の状態を良い状態に保つことが大切。
自分の精神を良い状態に保つ方法を紹介する。
小さな成功を重ねる
成功は前向きな気持ちに繋がる。
日常の小さな成功を重ねることで、前向きな気持ちを保てるようになる。
達成しやすい小さな課題を日常に用意することが大切。
例:朝起きたらベッドの布団を整える。
好きなことをする
仕事や自己研鑽に追われていると、気がつかないうちにストレスが溜まり、精神状態が悪化してしまう。
仕事や自己研鑽から離れ、好きなことをすることで、ストレスを減らし、精神を良い状態に保てるようになる。
例:毎日、漫画を読む時間を30分確保する。
失敗を書き出す
失敗をすると、悩みや後悔が頭の中をめぐり、精神が疲弊してしまう。
失敗したことや改善できることを紙に書き出すことで、頭の中が整理され、悩みや後悔から解放される。
アフォメーション
自分に肯定する言葉を投げかけることをアフォメーションと言う。
アフォメーションにより、自分の気持ちを高めることができる。
例:毎晩、「今日もよく頑張った」と自分に声をかける。
生活習慣を整える
生活習慣の精神への影響は大きい。
適切な食事と睡眠により、精神を良い状態に保てるようになる。
例:暴飲暴食を控える。睡眠時間を6時間以上確保する。
自己肯定感を高める行動をしていこう
本記事では、そもそも自己肯定感とは何か、自己肯定感を高めるための方法を解説した。
自己肯定感の定義
「ありのままの自分の存在を肯定する感覚」のこと。
自己肯定感を高めるための方法
①他者との過剰な比較をやめる
・完璧主義を手放す
・リフレーミング
・客観的な視点を持つ
・身の周りの人に感謝する
②自分に自信を持つ
・小さな成功を重ねる
・好きなことをする
・失敗を書き出す
・アフォメーション
・生活習慣を整える
自己肯定感を高めることで、物事の捉え方が変わり、人生がより良いモノに変わっていく。
日々のちょっとした一工夫で自己肯定感を高めることができるね。
ではまた!